調教時計・追い切りの数字は重要だけど、早くないと馬券買えなくなるのは…
「競馬予想する際、追い切りや調教の数字をあまり見なくなったという話」の続きです。
レース映像の分析をして「スタートからゴール、そしてゴール過ぎての勢いまで」見るようになって、最初から終わりまで見ることのできない調教・追い切りの信頼度が減ったという話を書きました。
これはある競馬予想ファクターを取り入れた影響でとある競馬予想ファクターと喧嘩したと言いますか、馬券を買い続ける「自信」につながる部分で齟齬が出たのです。調教時計・追い切りの数字が良い、早い、格上のオープン馬と併せ馬して先着してるから馬券買えば当たる。そううまく行かないのが競馬です。
調教時計がいい馬は馬券の当たる可能性は高いです。ただ、誰でも見ればわかることですから、ましてや新聞の見出しになるくらいですから、バレバレでございます。その昔、某有名競馬予想家の方が「レース映像の不利なんて誰でも見てて、オッズに溶け込んで妙味はない」と断言されてましたが、調教時計の方がソレでしょう。レース映像を再生するボタン押した瞬間に「この調教時計良くない?」って判断できます。
昔は「栗東坂路で50.3秒! 買うー」。「藤沢和雄厩舎なのに調教時計早くない?」。「サウスヴィグラス産駒+ダート短距離+湿った馬場=レッツゴー」「小倉のトニービンさん」だの、秒速でぶっこんでお腹痛くなってたんですけど、自己治療のおかげで条件反射で動かなくなりました(笑)。
— たけたけっ (@tktktu) 2020年2月6日
競馬予想初めて、最初にハマったファクターは「調教」。「こういうときには、こうなりやすい」がはっきりとわかりやすかったから。ポリトラックの知識なくって「P」速くね? パワーか? とテンションMAXで立川のWINSに飛んで行った。2010年阪神ジュベナイル。大外れ。知識って大切。
— たけたけっ (@tktktu) 2020年1月8日
2010年の阪神ジュベナイルフィリーズ。忘れもしないですわ、パピシン。ハピシンですよ。当時、ネット競馬の調教欄を見てたのですが早かったんですよ「P」で。「P」で早いのがどういう意味なのか知らず、穴馬ハピシンでまあ、馬券当たったら豪遊するぜって立川ウインズ。外れて、うなだれて、中央線に乗りましたよ。
まあでも、ハピシン、阪神ジュベナイルで1枠2番スタートで阪神芝1600mの内枠に入った馬の次走には気をつけましょうパターンに該当して次走・かささぎ賞(小倉競馬場・芝1200m)で、2番人気3着。複勝は190円になっていますが。まあ、当時そんなパターンあるなんて知りませんでしたけども。
追い切りの数字が良くないと馬券買えなくなるのは怖いな
競馬予想して本命打って馬券を買うとき、どこかでなんらかのファクターを用いて「自信」に繋げていく。その際、調教時計・追い切りの数字というのは万能に働く。もう、見れば数字で早いか遅いかわかるのですから。
函館競馬が始まると「調教欄で函館Wのいい数字探しの夏が来た」と毎年思う(笑)。
— たけたけっ (@tktktu) 2019年6月28日
なんだかんだ、好走する馬はいるんだよね。
と、言っても追い切りの数字が良い馬を買ってても儲からないのです(たとえベタ買いで儲かるというデータがあっても、大金ベタ買いして行って儲けまくってマンション買う人はほとんどいない←そういうデータのみで馬券を買う、身銭を切る行為の自信には繋がらない)。
藤沢和雄厩舎のように本数多く追い切る厩舎は時計を出しません。その手の厩舎も多くあり、調教欄から見定める際その手の情報を知らないと、勘違いしてしまいます。
レース映像見てて「良い馬だ! 走るぞ」と思ってて調教欄見たら追い切りがイマイチで本命変えて外れたということが何度もあります。嗚呼っ、レース映像の見立てでよかったということです。病気明けや骨折明け、馬場替わり、距離延長・距離短縮に新馬戦などは別として、調教時計・追い切りが良いから=走ると過信しないようにしないと、他の人と差がつかないなと。
「調教時計が良くないと馬券買えない」状態になるのは怖い。
追い切りが全頭、スタートからゴールまで映像として提供されるようになれば別ですが、そうならない以上、調教時計・追い切りを競馬予想ファクターとして強く見ることはできなくなりました。
最初から終わりまで見て分析できるレース映像の影響は大きいところがあります。
競馬予想において、自分の目で見てない物事で身銭を切るのが怖くなったということです。
それと、調教時計・追い切りに関して言うと、
例えば、調教で騎乗している人と馬具の重さが発表されない理由とか(笑)。
— たけたけっ (@tktktu) 2018年7月10日
競馬のレースで斤量はきっちり出されるのに対して、調教は「騎手は軽い」ことくらいしかわかりません。外厩あたりでは厳密に計測して調教してそうですが、トレセンで騎乗者の体重と馬具の重さを測ってデータ化しているとは聞いたことがありません。この点で計測される調教時計の信頼度に別の物差しを入れる必要がある数字であると見ても良いわけです。
いつだったかラジオで「追い切りに乗った厩務員の体重は結構重たい方だった。それでかなり良い動きをしていた。体重の軽い騎手が乗ればもっと実践で動くでしょう」と言う話を聞いて、どの馬の話だったか忘れましたけど、びっくりしたことがあります。
そう言うのはちゃんと具体的な数字で公表してくれよ。そう思いましたね。
競馬のレースはそう言う部分は存在しません。様々な角度から映像は録画され、レース後すぐに見られる状態になります。
レース映像を見ることは時間のかかることではありますが、曖昧さ混じる割合は低いです。
以上、調教時計・追い切りの数字が良くないと競馬を買えなくなるのは怖いなと言う話でした。