タガノビューティー(ヘニーヒューズ産駒・母父スペシャルウィーク)とオメガパフューム(スウェプトオーヴァーボード産駒・母父ゴールドアリュール)って、戦歴見てますと「似てるなぁ」と、よく思います。
タガノビューティー=オメガパフューム説(なんのこっちゃいな)。
— たけたけっ (@tktktu) 2020年5月21日
【タガノビューティー】
— たけたけっ (@tktktu) 2020年6月18日
プラタナス賞もヒヤシンスステークスもテン5ハロンのペースはすんごい遅い。東京ダート1600mがハイペースになりがちな傾向からすると脚のためやすさのあるレースだった。青竜Sは一転してハイペース。脚の溜めにくいレースになった。ギリギリ3着。
タガノビューティー=オメガパフュームと考えるとちょうどいいと思ってて、タガノはコーナー4つで印の重さをあげたい。フェブラリーSで来ないが東京大賞典では来るイメージ。
— たけたけっ (@tktktu) 2020年6月18日
朝日杯に出走して来たとき、ダートからの芝替わりで狙っていいパターンに入ってるんだよなと、狙ったのがタガノビューティー。
とりあえず、朝日杯FS。アジアエクスプレス枠に、ダート芝替わり・タガノビューティー(ヘニーヒューズ
— たけたけっ (@tktktu) 2019年12月11日
産駒)を入れよう委員会。石橋脩騎手の乗ってた馬って走るし。ただし、ヒモ。上にタガノブルグ、アイトーン。
ダートでテンか上がりで極端な脚を使えたタイプは芝にも適性があることがある。
確率からすると低いので本命で狙うよりヒモに入れる1パターンではあるものの、大概は人気のない穴馬になってくれるので見つけたらヒモにベタ買いする癖はつけてたり。
暮れのG1、朝日杯フューテューリティーステークスという絶対噛む自信たっぷりなレースで後方から追い込んで来ての4着。
単勝61.6倍の9番人気。3着へと交わして行ったグランレイが距離ロスなく立ち回らず、外目を回ってれば……、クビ差はしのげたよなと。
がっくりしたものの、ダートから芝替わりな馬で馬券になる可能性のあるパターンとしてデータは更新されましたね。
なんどもやってしまう馬券の罠でございますが、この4着が悔しかったこともあり、次走のシンザン記念で本命にして見事散る。
【競馬予想】2020.1.12(日) 京都競馬場11レース シンザン記念 芝1600m
— たけたけっ (@tktktu) 2020年1月12日
◎タガノビューティー(おすすめ度 ☆☆)
他、サンクテュエール・オーマイダーリン・プリンスリターン・ルーツドール pic.twitter.com/BW25Jsk39f
(前走悔しかったからと言って)♪やったらあっかんー。やったらあっかーん。の巻でございます。タガノビューティー、シンザン記念は6着。
オメガパフュームの青竜ステークスとタガノビューティーのプラタナス賞
オメガパフューム 青竜ステークス(オープン・東京競馬場・ダート1600m) 2018.5.13
雨の降る、稍重馬場
4枠4番 オメガパフューム(M.デムーロ)。
1着・グリム 1.36.9
2着・スマハマ
3着・オメガパフューム
レースラップ 12.4-11.4-11.6/12.1-13.0/12.6-11.8-12.0
逃げ馬、マイネルオスカルがテン3ハロン35.4秒と東京競馬ダート1600m、3歳オープンで時計の出やすい稍重馬場としては遅めの逃げ。4ハロン目で少し加速するものの、5ハロン目13.0秒と早くなって行かない展開。
オメガパフュームは出遅れ。後方から強めに抑え込んで、中団の外目に出して行く。3角-4角、内2頭半くらい外を回して行ってきっちり距離ロス。
直線は大外へ出す。内目にささるのを外へ外出しつつ、追って追うオメガパフューム。グリムとスマハマが抜け出して、内目にスペースができる。そこへ入っていく形で伸びてって、3着。オメガパフュームの上がり3ハロンは35.7秒。上がり最速。
ハイペースになりがちなコース形態の東京競馬場・ダート1600mでテン5ハロンが早くならなかったことにより、後の馬たちの脚が溜まって直線届くパターン。
タガノビューティー プラタナス賞(1勝クラス・東京競馬場・ダート1600m) 2019.10.15
曇り空の稍重馬場
8枠10番 タガノビューティー(石橋脩)。
1着・タガノビューティー 1.37.9
2着・セラン
3着・ニシノレオニダス
レースラップ 12.4-11.4-12.3/13.0-13.1/12.1-11.6-12.0
逃げ馬・ニシノレオニダスはテン3ハロン36.1秒と遅いペースで先頭を走っていく。
タガノビューティーは発馬決めるも抑えつつ最後方の外目に下がっていく。道中も最後方で折り合って脚溜めて行く。少し内目に入れて行くもインベタまで張り付かない。3角-4角は内1頭外→2頭外→大外へ出していく。少しずつの距離ロス周り。
直線は大外から追って追って伸びて来る。逃げ馬交わして先頭。内からセランが迫って来るも交わさせず。21/2馬身差着けてのゴール。タガノビューティーの上がり3ハロンは34.8秒。当然、上がり最速。
テン5ハロン遅い→上がり使えたは似てるわけで?
タガノビューティー=オメガパフューム説。
レース映像を見て、細くメモしまくってるとちょいちょい「あれっ、似たような感じのシーン前にも見たぞ」ということはあります。
その感覚で似てた方を追いかけると馬券になったり、危険だなと思って手を引けば当たってることが多い。
なかなかこの感覚はデータ派の方にはピンと来ていただけない心苦しさがあるのですが、あるんです。
馬は違えど、騎手や調教師違えど、競馬場に種牡馬違えど、馬場や天気違えど「レース映像見てて似てるな」ということが。
タガノビューティーとオメガパフュームも似てるなと。
タガノビューティーも距離適性はコーナー4つのダートでしょう。
冒頭にツイッターのつぶやきを貼った通り、フェブラリーステークス(コーナー2つの東京ダート1600m)で来ないが、東京大賞典(コーナー4つの大井ダート2000m)では来るイメージ。
ユニコーンステークス・タガノビューティー13着
ユニコーンステークスでタガノビューティーは向正面でつまづいてアブミ外す、落馬しかける。まともに追えないでの13着。
芝を除いて、タガノビューティーはダートで一番テン5ハロンの早くなる競馬を経験しました。
本来、遅いペースに適性のある馬が早いペースを走るのは無理が生じる。1完歩ごとに無理をして走らないといけません。
タガノビューティーにとって早いペースについていくのにいっぱい。脚がこんがらがってつまずいた。
逃げ馬のペースが遅ければ、アップアップしつつついていかないといけなくならないので、タガノビューティータイプも脚がたまりやすい(プラタナス賞・ヒヤシンスステークス)。
「上がり最速すげぇ」となるんでしょうけど、上がり最速を出せたカラクリはある。そこからわかる距離適性もある。
タガノビューティーは青竜ステークスでテン5ハロンのペースが早くなったら、末脚を削られた。ギリギリ追い込んでの3着。
このときのダートコースは少し湿り気のある良馬場でした。逃げ馬が少し飛ばしただけでついていけなくなる。
ユニコーンステークスの日の馬場は稍重でした。乾きつつある中の馬場ではあったものの、馬場が渋れば時計は早くなります。タガノビューティーにとってはよりついていけなくなる可能性な馬場になった。
超ハイペースで逃げて行ける逃げ馬というのは、タガノビューティータイプな脚質の馬の末脚を削らせるというわけです(逃げ馬自身が残れるかは別の話)。
これがコーナ4つのダートであれば、道中流れるペースが遅くなるので馬場が湿っても対応することは可能でしょう。
水の浮く不良馬場のシリウスステークス(阪神競馬場・ダート2000m=コーナー4つ)で勝ったオメガパフュームのように。
※パッと早いペースで走りすぎてつまずいた馬で思い出したのは、NHKマイルのクリノガウディー(NHKマイルでハイペースでぶっ飛ばした馬の距離適性は短距離説? って話もあるけどまた別の記事で)。
タガノビューティーの新馬戦はコーナー4つの新潟ダート1800mでございます
もっとも、タガノビューティーの新馬戦(1着・新潟競馬場ダート1800m・そこそこ乾いた良馬場)は通過順位・13-13-12-7→1着であるものの、レース映像見てれば「なんじゃこの馬」となります。
ざっくりレース映像分析しますと、
発馬決めて、軽く促しつつ先行しかける。そこへ、外から逃げ馬・ロードユリシスが入って来る。
タガノは狭いところに入って行って、外を走ってたカラーズオブラブに前にクィッと入られて後手。フワッと後方へ下がって行く。
後が空いていたこともあり、かなり下がる。
流れる季節の真ん中なスピードについていけなくなり(どんなんだよ!)、促して促してスピードを合わせて行く。
帳尻があいかけたとき、同じようにスピードに乗せようにも乗らないアポロアーリーが前にいて更に出しているスピードを狂わされる。
どんどん後方へ下がる、タガノビューティー。
正直、絶望的な位置です。タガノ自身がついていけなくて後方13番手になったのではなく、不利を2発食らっての13番手でありますが。
鞍上の石橋脩騎手は押して押して押して押して押してスピードに乗せて行く。
向正面で最後方まで下がりつつ、外目からかなり大外を回ってエンジン点火。3角-4角をグイングイン上昇。内3頭外をきっちり回って来る。
直線、前とはだいぶ距離があったものの追って追って伸びて伸びて、抜け出した馬たちを交わして先頭。2着馬シゲルミカヅキに2馬身つけて新馬戦勝ち。上がり3ハロン38.8秒の最速。
(ざっくりレース映像分析じゃなくって、みっちりレース映像分析してる)。
さて、このタガノビューティーの勝った新馬戦、レースラップはどうだったのか?
13.0-11.6-13.0/13.9-13.2-12.7/13.4-12.8-14.0
逃げ馬のペースは少し遅め。中間3ハロンも少し遅め。
道中不利食らってることもあり、まともに先行、中団くらいで競馬できた場合、違った結果が出てたと思われます。
たぶん、コーナー2回のペース早い短距離向きな脚質だったら、新潟の新馬戦、後方から巻き返せないで終わってるはずです。
それをかなり大味な競馬になったとは言え、直線差し切ってるのはタガノビューティーにとって向くのはコーナー4つのダートなのでしょう。
以上、タガノビューティー=オメガパフューム説という話でした。
参考にどうぞ